『GODZILLA 星を喰う者』の背景お手伝いをさせていただきました。
といっても、ラストの方のほんの１カットです。ただ、背景でシーンをみせる大切なカットだっただけに、3部作の（しかも完結編）での部分参加というのはとても緊張し、プレッシャーも感じておりました。
制作にあたって、ポリゴン・ピクチュアズのスタッフの方が説明に来てくださり、そのシーンに込められた意味や、その場面に至る経緯などとても丁寧に説明くださいました。まったくわからないまま作業するのかしら…と不安だったため、本当にありがたかったですし、皆さんがこの映画に込めている熱意を感じさせていただき、自分にできる最善の仕事をしてそのお気持ちにお応えしなくてはと強く思いました。
また、ありがたいことに初号試写も拝見させていただきました。昭和から続くゴジラをこのように洗練された表現で今の若い人たちの感性にも届くように作品にされたのは本当にすごいことだと思います。
試写を拝見するにあたって、前2作もしっかり見ておきました。私も小さい頃は特撮のゴジラ、モスラ、あるいはガメラといった怪獣映画は結構見ていたのですが、ある意味、今までの「怪獣映画はこういうもの」というイメージをひっくり返されるようなスケール感、世界観で、遠い未来のようで、でも実は宇宙のどこかで繰り返されている物語、を想起させるような…。不思議な既視感を感じる作品でした。
今回は微力ながら参加させていただいて、とてもよい経験をさせていただき、本当に感謝しております。